takumiinui’s diary

うつ病になったからやりたいことをやる。この心境の変化でブログを始めることに…

怪談 タクシー ミルフィーユ

皆さんはタクシーって怪談知ってますか?

一人の女が黒い服を着て立っていた。女はタクシーを止めようと手を上げてるようだ。運転手は「お客さんドコまで?」と聞いた。女は「○○町の交差点」と言った。車は夜の国道をその交差点に向けて出発する。すると、女が話し始めた。「運転手さんって霊感強いほうですか?」と…運転手は「…」女は話を続けた。「知り合いのタクシーの運転手がある夜一人の女性を乗せたんです。女性は、行き先を言ったっきり、喋らなくなって…ぐんぐん訳の分からない道に入っていって…目的地に着いたときには後部座席が濡れていて…運転手も『なんだ、お決まりのパターンか』っておもったそうです。少し外の空気を吸おうと運転手さんが外に下りてみると車の目の前に首吊りの死体があったんですって…怖い話でしょ…」すると、車が急に止まり、運転手が外に逃げ出した。5分、10分たっても運転手は戻ってこない。女は「私を霊と勘違いして逃げだしたのかしら…悪いことしたかも」と反省した。20分たっても戻ってこないので、携帯で連絡しようとしたが、なぜか圏外だった。仕方なく近くの民家にあかりがついていたのでそこまで歩くことにした。あかりがぐんぐん大きくなってきてその民家が真夜中でも明るい理由が分かった。女は民家の人に理由を話した。すると、「それは大変でしたね!」と電話を貸してくれた。民家が真夜中でも明るかった理由…それはお通夜の最中だったから…線香の火を消さないために…女は電話を借りたのに何もしないのは悪いと思い、お焼香だけでもしようと祭壇に向かったが…女は手前で立ち止まってしまった。その祭壇の写真は紛れもなくタクシー運転手の顔だったからであった。



この手の話は、いろいろパターンがあります。後部座席が濡れるというのが一般的かもしれませんね。あと、ヒッチハイクパターンもあります。あと終わり方が(民家から叔母さんが出てきて、「これで7人目です。私の娘を送ってくれたのは、娘は3年前に亡くなっているんですがね。」パターンもあります。今回は怪談に怪談を重ねる「ミルフィーユ」って技法です。(今勝手につけましたが…)皆さんも「ミルフィーユ」は簡単な技法ですのでぜひこの夏活用してみてはいかがでしょうか?